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学会体験記(医学生)


浜松医科大学 医学生
香野さちか

2023年6月1日(木)、第51回日本血管外科学術総会二日目に参加させていただきました。選択ポリクリ実習での手術や病棟・外来業務のご指導に加え、学会参加という貴重な経験もさせていただきありがとうございました。
初めにまわった優秀演題セッションでは、4つの演題を拝聴しました。学会発表という場面への初めての参加で圧倒されつつ、英語での発表・質疑応答ということもあり難しく感じながらも興味深く勉強しました。特に印象的だったのは、2つ目の演題の「EVAR後TypeIIエンドリークによる瘤径拡大のリスク解析と予測スコアの作成」です。腹部大動脈瘤に対してEVARを施行しフォローアップを行っていた患者からTypeIIエンドリークの予測スコアを作成しており(瘤径、中枢ネック下縁以下の腰動脈の本数、2㎜以上の腰動脈の有無がリスク。ただしIMA開存はリスクにならず)、現在私達がガイドラインなどで勉強している様々なスコアリングも、このような沢山の研究から統計的に生み出されているものなのだと実感しました。また、IMA塞栓を行うかに関しては一日学会をまわる中でも多く議題に挙がっており、学会の中でより適した医療を模索していくという過程がみられて良かったです。

企業展示では、ステントの変遷をみられるコーナーがあり興味深かったです。現在はあまり登場しない最初期の型から、カーブが立体的になったりカバー範囲が拡大したりというデバイスの進化の過程が実際にみられて面白かったです。また、最新の技術の展示の中では、ガイド下穿刺用のエコーで、一度に長軸像と短軸像が画面に表示できるという機器を体験させていただきました。技術が未熟な私でも、プローベを長軸から短軸に動かす回数が少なく済む分スムーズに穿刺を行うことができ、技術のありがたみも感じました。
ポスター展示会場では、研修医の先生や医学生の展示も多くあり大変刺激を受けました。今後、このようなポスター展示の作成から学会での発表に取り組み始めるのだという将来のイメージを持つことができました。
学会の後半には、遠藤先生の発表(「上肢深部静脈血栓症の臨床的特徴」)を拝聴しました。
私はこれまで深部静脈血栓症は下肢にできるものという限られた知識しか持っていなかったため、テーマからとても勉強になりました。特に、上肢に発生するDVTは悪性腫瘍やCV
カテーテル留置の合併が多く、その場合下肢の深部静脈血栓症より予後不良という点が印象的でした。
 この度は、学会参加の機会をいただき本当にありがとうございました。学生のうちから学会の雰囲気を実際に感じることができ、貴重な経験となりました。ご指導いただいた先生方に重ねてお礼申し上げます。