Impact of Dissected Lymph Node Count and Positive Lymph Node Ratio Following Esophagectomy on Long-Term Outcomes in Esophageal Cancer: A Systematic Review and Meta-Analysis
Eisuke Booka, Hiroya Takeuchi, Yuki Sakai, Ryoma Haneda, Wataru Soneda, Tomohiro Murakami, Tomohiro Matsumoto, Yoshifumi Morita, Hirotoshi Kikuchi, Yoshihiro Hiramatsu, and Mark K. Ferguson

坊岡先生、おめでとうございます！

本研究は食道切除術におけるリンパ節郭清個数と予後を検討したメタアナリシス論文です。内容は、
1. 食道切除術においてリンパ節郭清個数(LND)が多いほど予後が良い。
2. リンパ節転移率(LNR)は低いほうが予後良好で、0.1がthresholdとなるため0.1以下を目指すことが重要である。例えばリンパ節転移が3個であれば30個以上のリンパ節郭清を目標とする。
3. LND、LNRともに術前化学療法を行った後でも同じ結果となる。
4. LNDは術前の治療方針、LNRは術後の予後予測に有用(adjuvantの適応など)と考えられる。
少しでも日常臨床にお役に立てれば幸いです。
竹内裕也教授をはじめとしてご指導賜りました先生方に心より御礼申し上げます。

坊岡 英祐