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曽根田亘先生の下記論文がSurgery TodayにAcceptされました。


曽根田亘先生の下記論文がSurgery TodayにAcceptされました。

論文名:A silicone disc for liver retraction in laparoscopic gastrectomy reduces the postoperative increase in the liver enzyme level

曽根田先生 おめでとうございます!

腹腔鏡下胃切除術では肝外側区の挙上が術野展開を行う上で必須となります。
様々な方法がこれまでも報告されていますが、ネイサンソンリバーリトラクター(NLR)を用いた肝挙上では術中肝損傷や術後の肝酵素上昇がしばしば発生します。
NLRと肝臓を均一に圧排できるようにシリコンディスク(SD)を併用することは現在一般的に行われている方法ですが、NLR単独使用と術後肝酵素上昇の程度を前向きに比較検討した報告はこれまでありませんでした。
本論文では、腹腔鏡下胃切除術、腹腔鏡下胃管作成術においてNLRに加えてSDを併用することの有用性を検討するために無作為化比較試験(RCT)を実施しました。
そして胃切除グループにおいてSDの併用により、術後1日目の肝酵素(AST、ALT)の上昇が有意に抑制されることが示されました。
本RCTを通じて腹腔鏡下胃切除手術において肝外側区挙上にNLRとSDの併用が推奨される新たなエビデンスを発信することができました。
本論文の執筆に際して、竹内教授をはじめ、臨床試験実施のために外科学第二講座の皆様に多大なるご支援を賜りました。心より厚く御礼申し上げます。

曽根田亘